太陽フレアでなぜ通信障害が起こるのか?スマホが使えないのはいつ?

太陽フレア

最近、スマホの通信が変だな~と感じた事はありませんか?

調べてみると「太陽フレア」が関係しているというウワサが!

そこで今回は太陽フレアと通信障害の関係についてまとめてみました。

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目次

太陽フレアって何?

引用元:NTT

太陽フレアとは、簡単にいうと太陽の表面で起こる巨大な爆発現象のことです。

太陽フレアは太陽系で起きる最大の爆発現象であるとされ、大規模なものは水素爆弾100万個分にも匹敵するエネルギーを放出します。

水素爆弾の威力がそもそも、どれ程の威力なのか分かりにくいですが、これを電力に換算すると、一度の大規模な爆発(太陽フレア)で、全人類が使用する数十万年分に相当するエネルギーが放出されるともいわれています。

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2024年、太陽フレアの活動はいつから?

引用元:NATIONAL GEOGRAPHIC

2024年6月時点での太陽フレアの情報としまして、NASA(アメリカ航空宇宙局)とNOAA(アメリカ海洋大気庁)が共催する国際的な専門家グループ「太陽活動第25周期予測パネル」の発表によると、

太陽活動は2019年12月に第25活動周期に突入し、2025年7月に次のピークを迎えると予測しているそうです。

この活動周期のピーク時は、太陽の表面に多くの黒点が現れ、大規模な太陽フレアが頻繁に発生するそうです。

太陽フレアの発生頻度は、太陽活動の周期と連動して増減するみたいですね。

太陽活動は約11年の周期で変動を繰り返しています。

太陽活動は、黒点が記録されはじめた1755年から1766年までを第1活動周期として、現在も観測が継続して行われています。

太陽フレアとスマホの通信障害

なぜ、太陽フレアが起こるとスマホの通信障害が起こる可能性があると言われているのでしょうか。

太陽フレアは高エネルギー粒子や高エネルギーの電磁波を放出します。

これは光速かそれに近い速さで移動するため、最短で約8分というわずかな時間で地球へ到達します。

地球と太陽は約1憶5,000万km離れていますが、太陽フレアは地球環境に即座に大きな影響を及ぼす可能性があります。

ここで気になるのが、太陽フレアがもたらす具体的な通信障害についてです。

無線通信障害

先ほどもご説明させていただあきました通り、太陽フレアの発生後、強い電磁波が約8分で地球に届いてしまいます。

この影響で無線通信や放送に障害が起きたり、カーナビやGPSなどの測位衛星の精度が低下したりもします。

人工衛星の障害

第2波として高エネルギーの粒子が地球周辺に到達し、人工衛星が故障する可能性があります。

総務省が「最悪のシナリオ」として示したのは、太陽フレアによる影響はスマホやGPSの停止、食品や日用品の流通のストップなど、重大な問題を引き起こす可能性があるとし、情報通信機構(NICT)やアメリカ海洋大気庁の宇宙天気予報センターが随時、情報を更新しているので、注目している事が重要と呼びかけています。

引用元:FNNプライムオンライン
引用元:情報通信機構(NICT)公式サイト

太陽フレア身体への影響は?

通信が停止してしまう可能性があるほどの太陽フレアですが、私たちの身体にはなんの影響もないのか、気になったので調べてみました。

2017年9月に大規模な太陽フレアが発生した際には、多くの人々が地上での影響を懸念する問合せをいただきましたが、今回の評価で、地上における健康への影響はほぼないという結果を得ています。

引用元:情報通信機構(NICT)公式サイト

との事で、断言できるわけではありませんが2025年7月に活動ピークを迎える太陽フレアも、私たちの身体には影響ないと考えていいんではないでしょうか。

まとめ

太陽フレアが及ぼす通信障害についてまとめてきました。

通信が停止したり、GPSが正常に動かなくなる可能性がゼロではないので、心配ではありますが私たちの身体への影響はなさそうという事もわかり、一安心しました。

今後も引き続き太陽フレアについて、情報がわかりましたら追記していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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