観音日和が芸人になった理由は？お坊さんと芸人を両立している？

2023-12-17

袈裟の衣装を着て漫才をしている「観音日和」さん。
なんと、本物のお坊さん2人でお笑いコンビをされています。

2023年もM-1グランプリ決勝に出場すべく、全力で漫才をされています。
今年の8月3日(木)東京のシダックスカルチャーホールで開催された第1回戦を見事通過されました！

そんな観音日和のお二人ですが、一体なぜお坊さんをしながら、「お笑い芸人」になろうと思ったのか。
詳しく調べてみました。それでは、どうぞ

観音日和の2人のプロフィール

観音日和のお二人についてみてみましょう。
上の写真の左側が築山弘知さんで、右側が工藤弘道さんです。

	築山弘知	工藤弘道
出身	東京都	山形県
年齢	1993年8月13日(満30歳) (※2023年9月時点)	1993年4月21日(満30歳) (※2023年9月時点)
兄弟	姉、弟、妹	姉
身長	178cm	169cm
体重	65kg	56kg
その他	小学校～高校の12年間野球少年高校球児役で3本のCM出演経験	女の子大好きお酒も大好き

こうして見てみると、お坊さんというお仕事をしながら芸人をされているところは似ていますが、
性格などは似ていない気がしますね。

観音日和が芸人になった理由

築山弘知さんと工藤弘道さんは、「大正大学仏教学部仏教学科宗学コース」で出会いました。
ここには、同じ宗派の別のお寺の跡取りで、お坊さんの資格を得るために多くの跡取りが集まってくる大学です。

築山弘知さんが芸人になりたいと思ったきっかけは2008年の中3の頃に学校にオードリーが来たことがきっかけです。初めてお笑い芸人を生でみて、迫力と面白さに感動してファンに。

そしてその年(2008年12月)、M-1グランプリで敗者復活から勝ち上がり、準優勝までのし上がったオードリーの姿を見てとても感動したそうです。

築山弘知さんは、「自分が長い間続けてきた野球はプロのなれるほどの実力がない」と諦めた矢先の出来事で、
今までいちファンであるだけだったが、この出来事がきっかけで憧れへと変わりました。

工藤弘道さんがなぜ、お笑い芸人を目指したのかは、情報を探してみましたが見つける事はできませんでした。
また、情報が分かり次第追記していきます。
ちなみに「さまあ～ず」が大好きなようです。

お坊さん芸人コンビの誕生

大学の仲間との飲みの席で、工藤弘道さんがお笑いに興味があるとしった築山弘知さんは、
2014年11月大学4年生のときに、お笑いの道に誘います！保険かけまくりの誘い文句で！

『お互いお寺を継ぐ立場だから、もしその時が来ても恨みっこなしで辞められるし、人生1回は何かに挑戦したほうがお坊さんとしての言葉に重みも出る』と。

そんな築山弘知さんの誘いに工藤弘道さんはクールに一言。

「やってみようか」

こうして、お坊さん芸人コンビが誕生しました。

コンビ名候補

コンビ名は、いくつか候補があった中で、最後の二択まで残ったのは、
「バックホーム」と「シャンデリア」だそうです。

2人は熟考の末に「シャンデリア」を採用しました。
現・観音日和は、養成所に在籍している間と卒業してからの1年間は「シャンデリア」というコンビ名で活躍していたんです！

今のコンビ名「観音日和」と比べると、だいぶん洋風ですよね。

観音日和2人の同居生活

住む場所として2人が選んだのは、芸人や夢追い人が住む街、かつ街の名前に”寺”がつくからという理由で、
「高円寺」にしたそうです。

間取り2Ｋの和室で、西武新宿線野方駅から徒歩5分、JR中央線高円寺駅から徒歩25分のところにある物件だそうです。

2年の更新の時期をきっかけに、引っ越したそうですが今でもたまに見に行くそうです。

夢と希望でいっぱいだった頃に住んでいた部屋は感慨深いものがありますよね。

お笑い養成所での1年

築山弘知さんと工藤弘道さんが入学したのは、「ホリプロお笑い養成所・笑売塾」。
同期は50人ぐらいがいました。

なんと当初は、2人がお坊さんという事を隠して、髪を伸ばし、スーツを着てネタを披露。

ですが、まーーーーーーったくウケなかったみたいで、完全に自信をなくし、最終的にはネタを見せる事が怖くてたまらなかったそうです。

半年が経ったころ、年に2回あるうちの1回目の他の養成所との対抗選抜メンバー発表があったのですが、
結果はもちろん・・・選ばれることはありませんでした。

この時も、完全に自信をなくしはしましたが不思議と「辞めたい」という気持ちにはならなかったそうです。

同期のススメもあり、この頃から「お坊さん」である事を前面に押し出しお坊さんネタに全振りしたスタイルでネタをするようになり、ウケるようになったそうです。

コンビ名は芸歴2年目に入ることを機に、よりお坊さん感を強める為に「シャンデリア」から「観音日和」に変えて、髪型も坊主にチェンジ！

築山弘知さんは、

僕たちはまだ何者でもない、何も成功していない、お坊さんとしても半人前。

1番好きで尊敬しているお笑いを目指すきっかけになったオードリーの若林さんの本にこんな言葉が書いてある。
「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」

僕が魅力的になってぼくに興味をもってもらうこと、自分をいろんな人に届ける事この2つに没頭していきたいと思う。
引用元：お坊さん青春日記より

これから先も凹む事や、自信を無くすような出来事が出てくると思いますが、魅力的な人間になることに没頭してもらいたいですね。